気になって手に入れたはずなのに、気づけばポーチの奥へ。
そして、旅行や大切な予定が決まった日の夜に、
「あ、そういえば」
と、久しぶりの再会。
デリケートゾーンケアと、そんな付き合い方になっていませんか。
最近では、雑誌や店頭でも目にすることが増え、デリケートゾーンをケアすること自体は、ずいぶん身近になりました。
けれど、「持っている」と「いつも使っている」の間には、意外と距離があります。
買ったときには、ちゃんと使おうと思っていたはずなのに。
それでも奥へ奥へと追いやられてしまうのには、少し理由があるのかもしれません。

なぜ、特別な日のためのものになるのか
デリケートゾーンケアには、どこか「特別な日のためのもの」というイメージがあります。
旅行の前の晩。
久しぶりのデート。
パートナーとゆっくり過ごせそうな夜。
そんな予定が決まると、急に存在を思い出す。
いつもは静かに眠っているのに、こういう日だけ出番がやってくる。
少し不思議な存在です。
顔のスキンケアなら、朝、顔を洗ったあと。夜、お風呂から上がったあと。
毎日の暮らしの中に、ちゃんと「指定席」があります。
ところがデリケートゾーンケアには、その指定席がまだない。
だから棚の奥へしまえば、思い出すきっかけも減っていきます。
そしていつの間にか、
「今日はちゃんとケアしておこう」
と、少し背筋を伸ばして使うものになってしまう。
でも本当は、そんなに身構えなくてもよいケアなのだと思います。

「特別席」から、いつもの場所へ
だから最初に変えるのは、ケアの方法ではなく、置き場所でもよいのかもしれません。
特別な引き出しの奥から、洗面台へ。
ポーチの中から、お風呂上がりに目に入る場所へ。
たったそれだけです。
人は案外、目に入らないもののことを、きれいに忘れます。
「毎日続けなくては」と頑張るより、目が合ったら使う。
それくらいの距離感から始めてもよいのではないでしょうか。
不思議なもので、「今日は特別な日だから」と身構えていたときよりも、なんでもない日に何気なく手を伸ばすほうが、からだとの付き合い方はずっと自然になります。
特別な日のためのケアから、
自分を心地よくする、いつものケアへ。
その変化は、意外と小さなところから始まります。

気づけば、いつもの流れの中に
たとえば、お風呂上がり。
顔に化粧水をつけて、ボディクリームをなじませる。
その流れで、デリケートゾーンにも少しだけ手を伸ばす。
新しい美容習慣をひとつ増やす、というほど大げさなことではありません。
いつものお手入れを、ほんの少しだけ広げる感覚です。
湯上がりの肌に、ゆっくりとなじませる。
慌ただしかった一日でも、自分のからだに触れる時間がほんの少しあるだけで、
「今日も一日、おつかれさま」
と、自分自身に言っているような気持ちになることがあります。
おわりに
特別な予定があるから、きれいにする。
もちろん、そんな日のケアも素敵です。
でも、誰かに会う予定のない日も、
どこにも出かけない夜も、
自分のからだは、ずっと自分と一緒です。
だから、ときには「誰かのため」ではなく、なんでもない日の自分のために。
ポーチの奥で眠っていたボトルを、今夜は少し手前へ出してみる。
それくらいから始めてみてもよいのではないでしょうか。
気づけばそれが、お風呂上がりのいつもの時間になっている。
そして鏡の前の自分が、昨日よりほんの少し、ご機嫌に見える。
毎日のケアが増えるというより、
毎日の中に、自分を大切にする時間がひとつ増える。
そんな変化なら、少し楽しみにしてもよさそうです。
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