冷房の効いた室内から一歩外に出ると、まとわりつくような熱気。
そしてまた室内に戻れば、今度はひんやりとした空気に肌がすくむ。
そんな往復を、一日に何度も繰り返している方も多いのではないでしょうか。
「なんとなく調子が整わない」
それは、暑さだけが原因ではないようです。
冷房と汗、繰り返される夏の往復
朝、家を出る瞬間はすでに汗ばんでいるのに、電車に乗り込めば冷房でひんやりと肌が冷える。
オフィスに着けば、また別の温度に身体を合わせ直す。
お昼に外へ出れば汗をかき、戻ればまた冷える。
夕方の帰り道、日中の熱気がまだ残る中を歩きながら、ふと思うのです。
今日は一体何度、暑いと涼しいを行き来しただろう、と。
汗や下着の中の蒸れが気になる一方で、冷房の効いた室内では、肌の乾燥を感じることもあります。
朝は何ともなかったのに、夕方になるとどこか落ち着かない。そんな小さな違和感が、少しずつ積み重なっていくのは、この季節ならではの感覚だと思います。

「なんとなく不調」の正体
こうした感覚を、つい「調子が悪い」と捉えてしまいがちです。でも、よく考えてみると、原因は一つではないのかもしれません。
環境そのものが、揺れ動いているだけなのだと思います。
私たちは、暑さそのものに疲れているだけではなく、一日の中で何度も「暑い」と「寒い」を行き来していることに、エネルギーを使っているのかもしれません。
そう捉え直すだけで、少し気持ちが楽になるような気がします。
考えてみれば、若い頃は多少の寒暖差など気にも留めなかったものです。
それが今は、冷房が少し強いだけで気になったり、一日の終わりに「今日はなんだか落ち着かなかったな」と感じたりする。そんな変化に、ふと気づくことがあります。
自分の身体が悪いのではなく、今はそういう季節を過ごしているだけ。
そう考えると、必要なのは「治す」ことではなく、「整える」ことなのだと気づきます。

整えるという選択、夜の小さな時間から
外の気温や、冷房の効き具合を、自分でコントロールすることは難しいものです。
けれど、一日の終わりに自分の身体とどう向き合うかは、自分で選ぶことができます。
お風呂上がり、涼しい部屋でほっと一息つく夜。
スキンケアを終えたあと、いつもより少しだけ、自分の身体と向き合う時間をつくってみる。
デリケートゾーンにオイルをなじませながら、今日一日がんばってくれた身体に、ゆっくり手を添えてみる。
ほんの数分でも、不思議と慌ただしかった気持ちが静かになっていく。
自分の身体に触れるというより、自分自身に「今日もお疲れさま」と声をかけているような時間です。
「ようやく今日が終わった。」
そう思えたとき、肩の力がふっと抜けていきます。
以前は、こんな小さな変化に立ち止まることもなかったかもしれません。
けれど今は、自分の身体の声に耳を澄ませる時間が、少し心地よく感じられます。
今夜は、揺れていた身体を元に戻そうと急がず、ただ「今日もお疲れさま」と手を添えてみる。
そんな時間が、明日の自分を少しだけ軽くしてくれるような気がします。
* * *
夏の冷房や汗で、ゆらぎやすい毎日。
一日の終わりに、
自分に触れる時間を大切にしたい方へ。
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